問題解決に必要なこと
なぜ自分や他人がその行動をしたのだろう?を考えている。興味深い。
なぜ?を考えていくと、いろんな可能性が出てきて、その可能性を狭めたい衝動に駆られて、いろんな行動に至る。
例えば、(他人の気持ちが)わからないから訊いてみるとか。
そうすると新たなことがわかったり、可能性が消されたりして、道しるべができる。
道しるべについて。
自分が何をすればいいのかわからないのは、道しるべがないからである。
道しるべがないのは、「なぜこれが起こっているか」の考察がないからである。
「なぜこれが起こっているか」の考察がないのは、経験不足か、心が落ち着かなくてそんな状態ではないからである。
経験不足ならば、そういう場数を踏めばいい。逃げずに体験すればいい。
心が落ち着かないならば、心を落ち着かせる方法を身につければいい。
(おまけ;心を落ち着かせる方法とはなにか?―自律訓練法や、もっと単純に目をつぶる方法が挙げられるだろう。まだほかにも、探せばたくさんあるはずである)
構文:
なぜAが起こっているか?
-Bだからである。
--Bであるのはなぜか?
---Cだからである。
----Dであるのはなぜか?
-----Eだからである。
これを繰り返していくと、最後には具体化していく。道しるべができていく過程だ。
具体化すると、なにをすればいいのかがわかる。
なにをすればいいのか、一足飛びにはわからない。
私たちは往々にして解決策はこれだ!と叫ぶことがあるが、少し順を追って考えないと、無理があるというものだ。
というかそもそも、問題とはなにか?をはっきりさせる必要がある。
上の例だって、はじめは道しるべについての話だったのに、最後には自律訓練法とか、目をつぶるというものが出ている。
一見何も関係のないものが、実は問題だったり、実は解決策(しかも、具体化されたもの)だったりする。
問題をはっきりさせる際に有用なのは、
「それができないとどんなデメリットがあるか?」
「それが解決するとどんなメリットがあるか?」
を考えることである。
これらを考えたうえでしっくりくるものを、問題として設定すればよい。
そこで取捨選択ができるということを示してもいる。
〆のうまい文が思いつかないので唐突に終わることとする。